整体の好転反応ってよく聞くけど…どういうこと？

整体やマッサージを受けられたことのある人は聞いた事があるかもしれない「好転反応」についてご説明させていただきたいと思います。好転反応とは施術をしたことによって一次的に起こるお身体の不調の事です。人によっては好転反応が非常に強く出てしまう場合もあります。

好転反応をわかりやすく例えると整体の施術にお身体がビックリした状態だと思います。施術をすることによってお身体が今までの状態から良くも悪くも変化をしようとします。その過程で人によっては違和感や痛みが一次的に出てしまいます。身体の姿勢、歪みを例にするとわかりやすいです。歪んだ状態（姿勢）で慣れてしまった状態から綺麗な歪みのない状態（姿勢）に矯正をしたとすると、当然身体のバランスが変わってしまうため違和感が出てしまいます。歪みが強い人になると施術後、お身体が慣れるまで数分ほど真っ直ぐ歩けなかったりもします。好転反応と言っても毎回施術するたびに起こるわけではありません。当院の施術においては起こったとしても初回だけです。ごく稀に2回目も起こる方がおりますが、本当にたまに起こるぐらいです。

では、具体的に好転反応とはどのような状態になるのでしょうか。

よくある状態が「身体のダルさ」「身体の違和感」「痛みの増強」「「眠気」などが挙げられます。特にダルさと眠気を訴える方は多いです。

これはマッサージや骨の矯正によって一次的に身体の血流が増加してしまう事とそれによって頭部を流れる血流が減少してしまうことが原因になります。要は軽い貧血のような状態です。整体に来られる方ほど血流の悪い人が多いですので、このような好転反応によるダルさと眠気が起こりやすくなります。

また、痛みの増強になってしまう人も少なからずいらっしゃいます。

これは整体に慣れていない人ほど起こりやすく、緊張による自律神経の活性ともみ返しと呼ばれる筋肉痛の原理で筋肉が微細に損傷してしまう事が考えられます。これに関しても初回、2回目以降と慣れてしまえば出なくなる事がほとんどになりますのでご安心いただければと思います。

ただしここで１つ注意点です。

好転反応と施術のやり方が悪いことによる症状の悪化は別物ですので、そこの見極めを十分気をつける必要があります。施術後に多少痛みが出る程度は好転反応として捉えても問題ないですが、違和感よりちょっと強い程度です。明らかに痛みが強くなっているものを好転反応とは言わないので、整体やマッサージ、鍼灸を含め施術を受ける際は覚えておいてください。稀にその辺をわからないで痛みが強くなる施術をしばらくの間続けていた経験を持った方もいらっしゃるので、ご注意いただければと思います。